大雪の影響を考慮して徹夜で今日の分の仕事を済ませましたので、実質的な休みです。
っちゅうても、めちゃ眠いです~。若くないんだからあんまり無茶したらあきまへん。
さて、アンプ修理もいよいよ佳境に入ってまいりました。一気に行きますので、
今日の記事はいつのも記事より長くなりそうなそんな気がしています。
前回はRchのDCオフセットが20V以上になって慌てましたが、
PRE基板を外して付けたら元に戻ってしまいました。
翌日電源を入れると、またプロテクトが解除されません。
DCオフセットを見ると、Lchはゼロ。Rchは53V。ワオ!
IC2のピン16にテスターを当てると53V掛かってます。
TA2030がぶっ壊れるんじゃないかと心配しながらもあちこち電圧を測っていると、
Q2,4,6,8,12,16のほとんどの足に53V前後掛かってます。
しかし、いつの間にやら元に戻ってしまい正確なデータ収集は失敗です。
分かったのは、正常なのは緑線の電圧とQ51~56だけで、他のトランジスタは全部異常。
赤線は完全に異常。黄線は22.5Vありますが、20Vツェナーダイオード(D1)が入っていますから
20Vちょうどにならなくてはいかんのじゃなかろうか?ということ。
DCオフセットは相変わらずLch −5V、Rch −0.5Vくらい。
ネットを徘徊していて {DC帰還用に1000μFの電解コンデンサーが使われており、
これが劣化して直流抵抗値が下がるとスピーカー端子に直流が出てきます。云々・・・}
という情報を見つけまして、多分これだろうとC1,2を調べるとC2がショートしてました。
Rchだけでも正常になればとジャンク基板から抜いて取り替えてみましたが、
DCオフセットが−0.75Vになった他変わりなし。
POWER基板の電圧はPRE基板を付けても外しても変化がないので、POWER部を疑い、
試しにQ9と10、Q13と14を入れ替えてみますが、全く変化なし。
LRで電圧が違いますので、トランジスタやダイオードを入れ替えていけば、
そのうちヒントが見えてくるんではなかろうか?などと思っていたところに、
ありがたいコメントをいただきました。地獄に仏とはこのことです。
お告げに従い、もう一度PRE基板を徹底的に調査します。
全トランジスタを再チェック。抵抗も全部チェック。
おっと!ここで異常発見!!R99,100が82Ωのはずが20Ωしかありません。
が、よく見たら元々20Ωのものが付いていました。
素人的電子回路図解析的思考でも、これは関係なさそうです。
続いてコンデンサのショートをチェック。ダイオードもチェック。
D13,14(MA27Q)はよく分からんけど、あっちとこっちの電圧が正常なので多分大丈夫。
縦に刺さっている基板なのでかなり危険な任務ですが、ショートさせんように気を付けて
テスターを当ててみますと、20Vが来ているトランジスタが全部異常です。
やっぱりPRE基板が原因か~・・・・でもパーツ単体では全部OK。なんでや~。
今までの人生で一番頭を使って考えましたら、原因はQ23と24が−7Vで電気を
引っ張り込まんからではなかろうか?・・・ということで、コンスタントカレント回路へ行きます。
ここは赤線が−7Vのところ+18Vと異常でしたので、かなり早い段階で調査に入っています。
調査報告書によるとQ23,24(2SC945)はhFE 163と237。R101,119,120もOK。
D7はテスターでチェック、D6はジャンク基板のものと入れ替え → 変化なし。
C103コンデンサもショートしていないことを確認済み。
なのに、Q23,24のE~B間電圧がゼロなのはなぜ~?教えて~アルムのもみの木よ~!
もう一度慎重にチェックしてみると・・・なんてこったパンナコッタ!
コンデンサがショートしていました~!
前回の調査時はテスターの当て方が悪かったんでしょうか?
またまたジャンク基板をあさって470μFのコンデンサを引き抜いて交換。
指の震えを押さえつつ僕はダイヤル回したよ・・・ちゃう! 電源入れたよ。
プロテクトは解除。DCオフセット両chとも数㎷。終段トランジスタを半田付け。
バイアスは約8㎷。こここれは、もももしかして、やった?・・・やったんか?
ほんまに指が震えてきたので慎重にIC1,2のピン電圧を測定。結果良好!
直ってしまいました。もう死ぬほど嬉しい!!
音を出してみましたら、CD入力で左からはほとんど音が出ません。
他の入力は未チェック。
ボリューム、スイッチ類のガリもひどいです。
DAC部は直っているのかどうかも不明。
まだまだ楽しめそうです。
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