SL-P990の部品取りの為のデッキですが、まずはこれを直して楽しもうという、
骨の髄までしゃぶり尽す作戦です。
前回の調査でスピンドルモーター制御のIC(AN8290S)はOK。
おそらく基板も正常ということが分かりましたが、モーターが回りません。
まずはピックアップレンズをクリーニングと、ピックアップのシャフトに
給油してスムーズに動くようにしましたが変化なし。
やはり松下製コンデンサの劣化を疑いたくなりますが、
部品取り機のためにわざわざコンデンサー買って来んでんさー。・・・なんじゃそら。
サーボ回路のコンデンサを取り外して調べましたら、全部OKでした。
半田の怪しい箇所多数あり。全部やるのは面倒なので、
現行犯みたいなのだけ修正してテストしてみますが、症状変わらず。
ただ、SL-P990と違ってCDを入れてトレーを閉めると、
一瞬だけスピンドルモーターが回ろうとする努力が認められます。
試しに指でアシストしてやると、なんと!TOCを読みました。
PLAYボタンを押して、また指で回してやると再生するじゃあ~りませんか!
CDを入れ替えると、今度は何もしなくても再生するようになりました。
しかし、電源を切ると元に戻ってしまいます。
あれこれ考えて、というかSL-P990修理の例に倣ってスピンドルモーター基板の
コンデンサを交換してみましたら、珍しいことに予想が的中。直ってしまいました。
ハッピーな気分で試聴していたんですが、CDによってはPLAYボタンを押してから
再生するまでに異様に時間が掛かります。
全部のCDで試したわけではありませんが、2枚のCDでは必ずこの症状になり、
いつまで経っても再生しないようなことも。
どうせ部品取り機だから、そんな深追いせんでもええようなもんですけども、
骨の髄までしゃぶり尽す作戦ですから、徹底的にやりますよ~!・・・っちゅうて、
実はもう直ったんですが、これから一仕事せにゃならんので今日はここまで。
次回に続きます。やっぱり引っ張るのう~・・・・
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