TA-F333ESR修理 |
ソニーのアンプの電源が入らんようになったらしいです。
開けてみるとヒューズが飛んでます。
これだからジャンク品はめんどく・・・楽しいんですよね~。
そこらにあった5A(正規は8A)のヒューズをいれて、とりあえずヒューズの飛びようを見ようと、
電源を入れると、スイッチを入れた瞬間にバチッと飛びました。完全にショートしてますね~。
私はさっぱり分からんので、爺さんがテスターで当たってみたところ異常なし。
おかしいのう~。・・・で、ふと思い出しました。
以前開けた時、シャーシの底に髪の毛より細い銅線と半田の切れっ端が落ちていたんです。
前の持ち主がいじったんでしょうね~。
アンプを立てたりひっくり返したりして人間コンプレッサーでフーフーしてから、
もう一度電源を入れると、今度は大丈夫でした。
なんも出てはこなかったんで、はっきりした原因は分からず仕舞い。
いまいちしっくりこんけど、まあしょうがおまへん。
開けたついでに点検すると、EQ基板に半田割れを発見。
爺さんは、『こねえな間隔の狭んめえとかあ自信がねえ』と言うもんで、
私がきっちり直しときました。右Chのノイズは相変わらずで、
OMGC内自作オーディオ友の会チーフアドバイザーのアンティークおやじさんの
言うようにパワー部のトランジスタを替えにゃいかんかと思っていたんですが、
どえらいことに気付いてしまいました。
アンプをごにょごにょ動かすとノイズが出たり出なかったり。
重いアンプを持ってあれこれ考えていると、おりょりょ~・・・?
アンプを下ろして、スピーカーコードをぶらぶら~。異常なし。
CDとのケーブルをぶらぶら~・・・・ボソボソ・・・右無音。
これじゃがな~!
爺さんのジャンク箱にあったやつですわ。
太いしJVCだし、こりゃええわと思ったのが仇になりました。
テレビのAVケーブルに替えて視聴したところ直った予感が駆け抜けてます。
世の中どこに落とし穴があるか分かりませんね~。
やっと解決。と思ったら、また問題発覚。半田を直したところのトランジスタが熱くなります。
写真上側のヒートシンクが付いたやつですが、熱くて触れんほどです。
ヒートシンクと手前の抵抗も熱で変色してますね~。
爺さんは『そのトラコ~と関連しとる周りのトラも全部替えてみい』と言うとります。
部品がすぐありゃあええんですがね~・・・・
この記事のつづき → ♪ アンプは うまく直せ~ない・・・・
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そのトランジスターが熱を持つのは、
パワートランジスターのバイアス電圧が下がった場合と、
周辺の電解コンデンサーの不良が多いです。
卵が腐ったようなにおいがする場合は、
ほぼコンデンサーの液漏れです。
さて、このトランジスタですが、電源回路なのかどうか私には分からないんですが、
フォノイコライザー基板にあるやつです。おまけにPhono入力からの音が出ません。
うちの親父によると、上下のトランジスタは対になっとると言ったか、
直列になっとると言ったか、とにかく片方だけが熱くなるのはおかしいと申しております。
分からずにやっとるもんで要領を得ません。すみません。
別々に増幅してます。
よって、電源もプラス側とマイナス側が別々になります。
発熱してるのは、黒色 2SAタイプのようですねえ。
なので、マイナス側だと思います。
音が出てる状態で、マイナス側だけ発熱するときは、
電解コンデンサーのリークが考えられます。
phonoが出ないのは、セレクターの接触不良が無いときは、
オペアンプが、とんでる場合が多いですね。
オペアンプのチェックは、型番をネットで調べて、配線図を探し、入力と出力を
金属のドライバーでつついてみる、
入力側で、音が出ず出力側で、ぷつぷつ音が出る場合は、飛んでます。
発熱するのは、黒色2SC2275です。もう片方が緑色2SA985でして、
うちの親父によるとコンプリになっているとか。(意味分からんのですけど)
なんせ古いですからコンデンサもダメになっているんでしょうね。
PHONOは左右ともまったく音が出ませんから、オペアンプかも知れません。
RC5532DDというやつで、入手は難しそうな感じです。
とりあえずチェックしてみます。
まあ、PHONOは使えなくても困りはしないんですけどね。
ありがとうございました!
もしもわかれば教えていただきたくコメントしました。SONY C1124とA706なんですが?
'82版トランジスタ互換表による情報です。
C1124・・・D600K 、 C1625、 D667
A706・・・A816、 B744、 B647、 B524、となっています。
また、C1124/A706は、若松通商に在庫があるようです。
お役に立てれば幸いです。