Technics SL-PJ30修理 その3 |
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2017年 08月 28日
昨日、普通のCDは普通に再生するのに、なぜか2枚のCDだけ再生までに 異様に時間が掛かるのがなんだかな~?ってとこで途中止めなってしまいました。 暑さに負け、昨日の野良仕事も途中止めにしたので、今日も続きをせにゃなりませんが、 それまで時間いっぱい務めさせていただきます。 サーボ調整用半固定抵抗の抵抗値を記録しておいて、 片っ端からいじくり回してみますが、改善の兆し全くなし。 SL-PJ20の回路図で調査研究試行錯誤してみました。 あちこちテスターを当てていると、緑で囲んだCN103コネクタの 2~3Pin間電圧が再生前は0.21Vで、0.33Vになると再生が始まります。 ってことは、ここが0.33Vにならんのがいかんのでしょう。・・・か? で、スピードセンサーと接点を清掃してみましたが変化なし。 後で考えたら、ピックアップの位置によって電圧が変わるんだから、 見当違いでした。どうもすみません。って、なんで謝らなあかんねんっ! 再生が始まらない時、デッキを傾けたりすると再生を始めることもあり、 ピックアップの送りに関係があるんじゃなかろうか?と考えました。 ケンウッドDP-8010でもあったしね。 で、今度はリニアモーターコイルへの電源供給トランジスタ、 Q181(2SD1227M)とQ182(2SB911M)を疑うわけです。 基板も焼けていますから、こりゃええとこへ目を付けたんじゃないかと、 喜んだんですが、hFE測定の結果どっちも正常でした。 今度は回路図の青いとこいきます。 システムコントロール回路のIC401(MN15261PDU)のPin25,26,27に注目しました。 これらのピン電圧は再生時0Vが正常ですが、再生できないCDの時は、 それぞれ、5V,5V,4.9Vで0Vになりません。 これらのピンはオプティカルサーボ回路のIC101(AN8370S)に信号を送っていて、 Pin25,26はピックアップの送りに関係ありそうです。・・・ってことは分かったんですが、 なんでこれが0Vにならへんねん~? さらに調査を進めると、Pin32が−0.1Vになるはずなのに4.5Vです。 このピンは先のIC101(AN8370S)のPin14からの信号を受けています。 Pin25,26,27の電圧異常はこれが原因ではないでしょうか? AN8370SのPin14がなぜに−0.1Vにならないんでしょうか? 勿論、正常に再生するときには−0.1Vになります。 こりゃどう考えても、ピックアップから、ちゃんとした信号が 来てないからではなかろうかな~?・・・やっと気づいたんかいっ! というわけで、オシロスコープの出番です。 オシロがあっても出来ることは少ないんですが、 トラッキングオフセットとフォーカスオフセットをチェック。 次にターンテーブルハイトアジャストメントをやってみました。 調整ネジを左に1回転くらいでマニュアル通りになりました。 ターンテーブルを下げたことになりますが、自然に上がりますかね? テストの結果、バッチリOK牧場になりました。 えらい時間掛かりましたがやっと直りました。っちゅうか、 骨の髄までしゃぶってやりました。どはははは・・・・! というところで、ちょうど時間となりました。 にほんブログ村 オーディオランキング
by miraginoclub
| 2017-08-28 15:31
| CDプレーヤー
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