SONY CDP-502ES 修理 その7 原因究明!の巻 |
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2019年 10月 12日
前回の調べでは、長いこと疑っていたIC702(MSM6404A)が 原因ではないことが分かり、捜査は振出しに戻ってしまいました。 ICを一個づつちまちま交換してみても、らちがあかんのんで、 サーボ基板を丸ごと入れ替えてみます。 この基板のどこかに原因があるのは間違いないはずなので、 それを確認するためです。 1号機に2号機サーボ基板を取り付けてみたけど、やっぱりダメですね~。 サーボ基板には原因はないってこと? 2号機に1号機サーボ基板を取り付けてみると、 ディスプレイ表示やキー操作はOKですが、 TOCは読むものの、CD再生が出来なくなりました。 サーボ調整の半固定抵抗をいじってみます。 RV501, トラッキングゲインと、RV502, フォーカスゲインを いじってみましたが、どうしても再生できません。 RV601はなんか分かりませんが、これをいじるとTOCの読み込みが早くなりました。 が、再生は依然不可。1号機サーボ基板になんぞ不具合があるのかも知れず、 はたまた、ピックアップとサーボ基板の相性の問題かもしれません。 2号機ピックアップRF基板の半固定抵抗はいじりたくないので、 とりあえず置いといて、次行きます。 今度はオーディオ基板を入れ替えてみます。 1号機に2号機オーディオ基板を取り付けたら、・・・おっ!来たー!! ディスプレイ表示が点きました。 絶対関係ないと思ったんだけどな~。 喜んでCDを入れてみましたが、再生ができません。 1号機ピックアップはダメなんでしょうか? 2号機ピックアップを移植すると、再生できました。 シャーシは1号機でも、基板とピックアップを2号機から 移植しているので、当然ですけどね。 何にしても、この基板のどこかに原因があることは分かりました。 1号機オーディオ基板も2号機に移植して、不良個所を突き止めます。 仲良く並べて調べます。左が2号機シャーシ+1号機基板。 右が1号機シャーシ+2号機基板+2号機ピックアップとなっております。 時々確認せんと分からんようになってしまいます。 初めオーディオ基板にある電源回路をチェックしていたんですが、ふと思い立って、 オーディオ基板とサーボ基板をつないでいる箇所の電圧を比べてみたら、 すぐに異常を発見しました。 サーボ基板赤丸の箇所の電圧が、正常な2号機基板は0.87Vであるのに対し、 1号機基板は0.01Vになっています。 これを辿ると、オーディオ基板のIC351(74HCU04P)の8,10Pinに行ってます。 1号基板のIC351のピン電圧を調べると、異常なのは8,10Pinと 9,11,4Pinですが、その上流の3,2,1Pinは正常です。 やっと原因を突き止めました。このICに間違いありません。 こんなICは手持ちにないので、2号機基板から借りることにします。 装着完了! はい、OKです。 長いこと掛かりましたが、やっと原因究明できました。 これで1号機基板を移植した2号機も、ディスプレイ、キー操作OKになりましたので、 CD再生を目指して、さらなる任務遂行に励む所存でございます。 にほんブログ村 オーディオランキング
by miraginoclub
| 2019-10-12 18:05
| CDプレーヤー
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