前回のつづきです。
ピックアップ移動に難があり、再生が持続しません。
メカを取り出しました。
フィードモーターのピニオンギヤを手で回してやると、
引っ掛かる感じでスムーズに回りません。
ギヤをよく観察すると、歯がつぶれています。
ジャンク棚をあさって、同じようなギヤが付いたもんが無いか探したけど、
そう上手いことあるわけありませんわな~。
仕方がないんで、精密ドライバーの先を研いだのやら、カッターの刃先で、
シコシコ削って成形しました。
これでOK!と思ったら、まだあきまへん。
なんでじゃ~?・・・と、よくよく観察してみると、
モーターのピニオンギヤが割れ掛かってました。
割れの箇所に来ると、ギヤが広がろうとするんで、
相手のギヤに上手く噛み合わんのですな~。
ピニオンギヤなんか、なんぼでも転がっとりそうなもんだけど、
11Tのギヤは、なかなかありませんで、エポキシ系強力接着剤で接着。
これでどうじゃ!・・・と、テストするも、まだダメ。
フィードモーターの電圧をモニターすると、ギヤの抵抗が大きくなると、
電圧が上がってギヤを回す。すると急に抵抗が無くなって回り過ぎ、
ピックアップが次の曲にまで移動してしまう。・・・・と、こんな感じです。
再度、ギヤの抵抗になっているところを、チマチマと削りました。
テスターの抵抗レンジで、テスター棒を当てると、
スルスルと動くようになったので、もうOKでしょう。
やり過ぎて使いもんにならんようになったらいけませんので、
見た目は悪いけど、実用的なところで終了。
ピックアップインシュレーターがへたっていましたので、
スペーサー代わりにワッシャをかましておきました。
VR1.トラッキングエラーバランスは、非常に調整範囲が狭く、難しいです。
TOC読み込みから、再生までが、一番速くなるように調整。
VR2.トラッキングゲインは、曲のサーチ、スキップ選曲が
一番上手くいくように調整しました。
間違いないのは分かっていますが、一応、オシロで確認。
ただし、15曲目とか、後ろの方の曲を探すのは苦手なようで、
どう調整しても上手くいかないことが多いです。
VR3.フォーカスゲインを調整。
アイパターンはもうちょっとクッキリ出てほしいですけどね~。
読み取りの悪いディスクだと、もっと不鮮明になります。
サービスマニュアルによると、1.5Vp-p~2.5Vp-pのところ、
2Vp-pくらいありますので、レーザー出力は上げませんでした。
レーザー出力を上げるのは、いよいよ最後の手段です。
残念ながら、手持ちのCD-Rは再生できませんでした。
ピックアップレンズに曇状のキズがあること。
フィードモーターギヤが完璧でないこと。
多分、レーザーダイオードが多少なりとも弱っていること。・・・などを言い訳としつつ、
私の腕ではこれ以上いじくり回しても、壊してしまうだけなので、
完璧修理には程遠いですが、これでお引渡し致しました。
これでもう安心!当分使えますよ!と、大威張りで渡したかったんですが、
なかなか思うようにいかんもんです。
まあ、ブログの過去記事を見たら分かりますが、
「世界一よう直さんジャンクオーディオ修理ブログ」ですから、何卒ご勘弁を。
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